私が絵を描くようになったきっかけ
- 敏郎 利光
- 2021年2月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年3月25日
「利光! 君の霊山の絵は良かったけど、小さかったので賞を逃したよ。」当時、高校の美術教師であった田中昇先生が、高文連の作品展に私の水彩画を出品した時の話です。
授業中に描き上げられず、その週の日曜日に学校に行き完成させた作品でした。その努力を認めてくれたことが大変嬉しく、今でも心に深く残っています。
その後の授業でも、田中先生のひとこと一言は心に響きました。
その一つに、戦地で「死ぬか生きるか不安の行軍の休息の時、自分はスケッチブックに鉛筆を走らせることによって、不安を忘れて自分の世界を持つことができた。」私は、その話に感動し、絵を描くことのすばらしさを知りました。その後、進路として美術教師の道を選びました。
田中先生の存在と影響は、大きかったと思います。そして今、私は絵を描き続けています。

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