母校に作品を寄贈しました。

　　母校の上野丘高校に、私の絵（「さゆりさん」P100）を寄贈しました。

　教員を早期退職して間もない頃、当時上野丘高校の校長を務めていた高校の同級生の井尾くんが、寄贈の話を持ち掛けてくれました。しかし、その時の私は画家として再スタートを切ったばかり。そんな私が寄贈などおこがましいと思い、「もっと絵が上手くなったら」と、断りました。井尾くんはすでに他界し、存命中に寄贈が実現することはありませんでした。

　それから年月が経ち、私も今年の7月で87歳になります。白日会展で受賞、日展にも入選し、「ようやく井尾くんとの約束が果せるくらいになったのかな」と思えるようになりました。そして、孫の上野丘高校入学を機に、高校時代、私に美術の道を歩むきっかけ（私が絵を描くようになったきっかけ）を与えてくれた田中先生への感謝と母校へ何か恩返しができないかと思い、今回の寄贈に至りました。

　このたび、寄贈を快くお受けいただき、お忙しいにも関わらず除幕式まで執り行ってくださった上尾裕昭同窓会長（うえお乳腺外科理事長）ならびに姫野秀樹校長に心から感謝申し上げます。そして今回の寄贈が、上野丘高校同窓会ならびに上野丘高校の発展に少しでもお役に立てばと思います。